2008年12月23日

Tal Wilkenfeld / Transformation

 久々に "ド" フュージョン?なアルバムを聴きました。
 まさにオープニング曲の始まりあたりは、そー云いたくなります。
 ところが、聴き進んでいくと安易に "ド" フュージョンとか云えなくなる充実した内容に次第に惹き込まれていきます。

 で、この方、なんとまだ22歳のよーです。
 オーストラリア出身のよーですが、高校を中退しロサンゼルスに移住。
 移住した14歳当初はギタリストとしてのトレーニングを受けていたそーですが、3年後にベーシストに転向。
 って事は、17歳から始めてまだベース歴5年でこの腕前・・・ 恐ろしい・・・
 これまでの共演者はハイラム・ブロック、スティーブ・ヴァイ、オールマン・ブラザーズ・バンド、ヴィニー・カリウタ、チック・コリアやジェフ・ベックのツアーなどにも抜擢って、さらに恐ろしい・・・
 さらに、作曲、アレンジ、プロデュースも出来て、おまけにこのルックス・・・
 はい、降参! m(_ _)m
 
 曲ですが、
 tr1. BC
 一聴所謂 "ド" フュージョンと云いたくなるくらい色々盛り沢山な曲ですが、よく聴きますと、こーいうアルバムに有りがちな "ただただテクニックのオンパレード" とかになってないところが、素晴らしいです。

 tr2. Cosmic Joke
 この曲のテーマは、なんか往年のフュージョンの用で格好いいです。
  "ド" フュージョンとか表現するわりに、実は私も嫌いやなかったりします。(苦笑)

 tr3. Truth be Told
 Tal ちゃんがテーマを奏でるバラード、美しいす。
 こーいう方法も、今後ンデで試したいもんす。

 tr6. Oatmeal Bandage
 判りやすいテーマですが要所に難しいキメがあったり、確りテクなファン心を掴む構成になっとります。
 またロングのピアノソロが素晴らしく、ほとんど平行してソロしてるよーに聴こえるドラムがやかましく感じられず、後半のリフバックでのロングドラムソロへと移行しても、まぁ〜上手いです。誰あろー Keith Carlock 、当たり前っちゃ当たり前でせうが、フェイゲンはんとことは別人です。
 もちろんTal ちゃんも随所で格好いいプレイを聴かせてはります。

 ともすれば、上手な方々は「持てるテクニックを余すところなく盛り込もう運動!」に陥りがちだったりしますが、ここではかなりのテクが披露されてるにも関わらずそーは聴こえません。
 もちろんアルバム制作って事で緻密な計算がされているのでせうが、どんなジャンルでもそーですが、特にこの手の音楽で無闇にテクを振りかざしてますとお互いを相殺してしまうだけ・・・ってな事になってしまい、折角の素晴らしいプレイも楽しく聴けなくなってしまったり・・・
 つまり、どんだけ人間離れしたテクを持ってよーが、音楽と云うフィールドでやってるって事を認識していないと、結局はつまらんもんになっちゃう・・・ と。

 それにしても Tal ちゃんのプレイ、アルバム全体どこをとっても"ベーシストの鏡" って感じすねぇ。
 バッキングは変に目立たず、かといって手を抜いている訳でもなく、難しい事もしてますし、美しいフレーズも弾きますし、でも何をしても曲を殺さない、ソリストも殺さない、ほんに絶妙です。
 そして自分のソロでは、こんなんも出来ます、あんなんも出来ます、みたいにやる事はしっかり披露し、でもヤリ過ぎず丁度いいサイズでお送りして、と、これまた絶妙です。
 ほんと20代前半で、この理解の仕方、さらにルックスもついて来て、そらぁ〜有名なバンドリーダーさん達がこぞって起用したがる訳っすよね。
 そして他のメンバーも皆御自身の出方をよく理解されてまして・・・
 まぁ、全員優等生で面白みに・・・ と云いたくなる諸兄姉樣方も居られるかもですが、一番若手であろうバンドリーダーにこんだけ大人なプレイされると、嫌でも周りも大人になりますわねぇ・・・(苦笑)

 で。
 本作は2年前に出たよーですが、出た頃の私はパッと聴いて
 「ジャコっぽいな・・・」
 程度で流してたよーです。
 最近、sawa さんのブログやユチュブを見たりして興味が湧いて来ましたので、改めてのピックアップです。
 ほんと Tal ちゃん、末恐ろしくなりそーすねぇ・・・
 また近々、ンデのベース師匠(いやいや "今やボーカル師匠" でしたっけ・・・)にもご意見伺ってみ〜よ〜っと。

 最後にメンバーを。
 Tal Wilkenfeld (B)
 Wayne Krantz (G)
 Geoffrey Keezer (P,Key)
 Seamus Blake (Ts)
 Keith Carlock (Ds)
 Rec. May 30-31,2006 NY

posted by ta at 23:55| Comment(4) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おー,Talちゃん.
実はこのアルバム未聴なのですよ.レビュー拝見し,かなり聴きたくなりました.

年明け,Jeff Beck のバックで来日しますね.キャリアを積んで,いつか自己名義で来日してほしいもんですね.
Posted by sawa at 2008年12月25日 05:48
>sawa さん
なんか Talちゃんは自己名義での来日近そーに思いますよ!
ところで、
こちらはそちらの投稿の Terri Lyne & Esperanza や Joshua や GAIA に興味津々です。
しかし、そのへん全部観ていくとこの景気の悪い時期、間違いなく金欠街道まっしぐらですけどね・・・(苦笑)
Posted by ta at 2008年12月25日 09:58
どうも,お久しぶりです.

昨年末にこちらで“ポチッ”とさせていただいたCDが先日やっと届きました.(最安の海外ショップなんかを選ぶからいけない)
まさに"ド" フュージョンですね.
テナーの音とかが入ってくると,「お! Steps Aheadか?」とか思ってしまいます.(けどテナーの音色が違う…)

地味に愛聴盤になりそうですわ.
Posted by sawa at 2009年01月23日 11:09
>sawa さん
お久しぶりです。

“ポチッ” として頂いたそーで、ありがとーござます!m(_ _)m
まさに "ド" フュージョンでしたか!?(笑)
でもサラッと聴けるよーで随所にクオリティの高さを感じますよね。
ほんと Tal ちゃん、侮れませんね!
Posted by ta at 2009年01月24日 16:03
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