2012年10月17日

ドン・ブライトハウプト / スティーリー・ダン Aja 作曲術と作詞法

 リハ帰りに Tレコを覗くと
 intox #100 が出てたのでもらって来ました。
  『最近は bounce よりも intox の方が読むところ多いなぁ〜
   これも○○かなぁ〜 』
 とか感じながら。
 敢えて○○が何か、は伏せときますが……


 で、
 その中でいつもチェックする冨田ラボさんのコラムに
 「スティーリー・ダン aja 作曲術と作詞法」
 って本が取り上げられてまして。
 前回の私の Donald Fagen の投稿と何の関わりもあるはずはないのですが
 なんとなくシンパシーを感じたもので
 勝手に取り上げてみます。(笑)


 ちょっと内容についてネットから抜粋しますと、

 「本書は「aja」の完成に至るまでのエピソードを、
  音楽的な分析を織り交ぜながら13章にわたって紹介。
  20世紀ポピュラーアートのさまざまな流れをミックスして
  作り出された不朽の名盤について、
  ドナルド・フェイゲンが自ら語り尽くしている。」

 私が師匠と崇めるお一人であらせられます Fagen はんが
 「 ……語り尽くしている。」
 と云われたら
 そらもう、触手がウズウズ……

 値段も手頃そうなので
 なんかのついでに、まずは原本をチェックしてみたいな、と。

 っと、その前に
 「aja」も聴き直さんとね!


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2009年11月30日

谷口ジロー / 神々の山嶺

 今回はマンガです。
 いや、コミックか!?
 まぁ、そ〜いう事す。

 しかし、
 マンガを立ち読みせんくなってどのくらい経つやろ?
 学生時代はもちろん、
 学生終了後も毎週楽しみにしてたフォーでしたが、
 気がつけば、全く無縁な感じですわ・・・(苦笑)

 そんな中、
 久し振りにタイトルの全5巻を読んだのです。
 谷口ジローさんとの出会いは、
 高校やったか?
 週刊アクションで「坊ちゃんの時代」ってのを読んだ時からで、
 その精細な画風にたちまち魅了され、
 今までに、おそらく著作の半分くらいは読んでるんやないでせうか・・・
 でも、
 なぜか? この作品は第3巻で保留になってたので、
 今回一挙に読んだって訳です。

 内容を超簡単に云うと、山に登る男の話です。
 主人公の羽生丈二、まぁ〜硬派です。
 ほとんど高倉健さん並みです。
 その硬派な男の、決して順風満帆でない山登り人生が、
 その周りの人達との関係と共に描かれています。
 最後はエベレストに、
 誰も登頂した事のないコースを、
 単独・酸素ボンベなしで臨むのですが・・・
 
 あまり云うと、
 これから読む人が面白くなくなるので止めますが、
 羽生を追うカメラマンの深町について、
 本作では最後まで描かれてないんですが、
 元々の原作である夢枕獏さんの小説では、そのあたりど〜なんでせう?
 こんどは原作が気になりだしとります!

 そ〜云えば、
 谷口ジローさんの作品で、
 こないだ投稿した「深夜食堂」みたいな、
 「孤独のグルメ(原作:久住昌之)」ってのもあって、
 店の大将の視点やなく、
 食べにいくサラリーマンの視点で、
 人間関係と云うより、
 純粋に食したメニューを、
 妹尾河童さんみたく精細にとらえて描かれた、
 なかなかマンガにしては通な味わいのもあります。

 まぁ、他の作品も、
 その独特の風合が他には無い感じで、
 私はガッツリはまっとります。
 って事で、
 たまには、こ〜いうマンガマンガしてないの、いかがでせう?
 
 

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2009年11月08日

深夜食堂

 「深夜食堂」って30分のドラマが、
 金曜の深夜に放送されてます。
 何の気なしに見てみたんすが、
 これがなかなか毎回味があって癒されます。
 主演は 小林薫 さんで、
 いい味のめし屋の大将を演じてはります。

 大筋は、
 めし屋に来たお客が注文するメニューと、
 その客にまつわる背景が、
 大将により語られる、と云うよ〜な内容です。

 前回の「バターライス」は、
 ギター流しのゴローさんと料理評論家のダブル主役な話で、
 その2人にまつわるエピソードがなんとも・・・
 それにもまして、
 ギター流しのゴロー役の あがた森魚 さんが歌う「函館の女」は、
 これぞ "味" でしたねぇ〜
 ほんま肖りたいっす。

 またその前の回は、
 風間徹さんがカリスマAV男優役をやってまして。
 これまた妙にハマってましたねぇ・・・

 ただ今放送5回目。
 番組サイトでは、
 まだバターライスのエピソードは間に合ってないみたいですが、
 カリスマAV男優の「ポテトサラダ」の回のあらすじが読めます。
 また、
 原作コミックの1巻から3話ほど小学館のサイトでも読めます。
 よく、
 原作か、
 ドラマか、
 なんて事云いますが、
 結構原作派な私、
 今回はドラマで知ってから、
 「赤いウインナー」と「猫まんま」
 読ませてもらいましたが、
 いやいや、
 安倍夜郎さんの描く雰囲気全然ドラマに負けてません。
 しかし、
 ドラマもドラマで、よくこの安倍夜郎さんの世界を上手く映像化出来たな、と。
 どちらも甲乙つけがたいっす。
 上の2話では、
 原作でふれられてない部分が描かれてたりして、
 話に深みが増してるものもあるよ〜に思いますしね。

 と、まぁそんな感じで、
 今から次回の「カツ丼」が楽しみっす!

 
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2009年01月20日

08 BOOKS!

 さて、
 昨年読んだ本を今回も何となぁ〜く "恥ずかしさ" を感じながら見てみたいと思います。
 相変わらずの "ミステリ病" ですが、京極さんは一段落して、今度は今野さんにハマりまくり(まクリスティ・・・)すね。
 まぁ、早速並べてみませう!
 
 ○今昔続百鬼 雲   京極夏彦
 ○日本語相談     大野晋
 ○百器徒然袋 風   京極夏彦
 ○二度のお別れ    黒川博行
 ○天井男の奇想    折原一
 ○後巷説百物語    京極夏彦
 ○暗殺の年輪     藤沢周平
 ○封印        黒川博行
 ○北天の星(上・下) 吉村昭
 ○覘き小平次     京極夏彦 
 ○神南署 安積班   今野敏
 ○二重標的      今野敏
 ○虚構の殺人者    今野敏
 ○硝子の殺人者    今野敏
 ○蓬莱        今野敏
 ○イコン       今野敏
 ○警視庁 神南署   今野敏
 ○残照        今野敏
 ○陽炎        今野敏
 ○最前線       今野敏
 ○リオ        今野敏
 ○朱夏        今野敏
 ○隠蔽捜査      今野敏
 ○ビート       今野敏
 ○大博打       黒川博行   (敬称略)

 計26冊。
 遅読の私にしては、なかなかの健闘です。
 それもこれも今野さんの「安積警部補シリーズ」や「樋口顕シリーズ」や「竜崎伸也シリーズ」にホルマリン漬けのごとく浸かってしまったせい?(おかげ)です。
 安積シリーズは、07年に読んだ「ミステリー傑作選40 日本推理作家教会」に短編が収録されていて、それ以来機会があれば読もうと思っていた想いが、08年に一気に爆発!って感じで、奇しくも「二重標的」「虚構の殺人者」「硝子の殺人者」などが丁度再発された事もあり「最前線」まで一挙に行ってしまったのです。
 そこまでハマれば、後は自然と一連の作品へと向かう流れを止められるはずもなく・・・でして。
 今野さんのこれら一連のシリーズはいづれも警察を舞台にしており、それぞれ主人公の階級は異なりまずが、各々の立場や部下、家族、また巻き起こる事件で出会う人々との関係などに、正面から向き合う真摯な姿勢がどの主人公も潔く、読むものを共感させます。
 ただ所謂往年の "ミステリと云えば謎解き" をメインにした構図を期待して読むと、今の時代ミステリの枠も広くなって来てますので肩透かしをくらう方もあるかもです。
 ですが、単純に事件の謎を解く楽しみだけでなく、そこに描かれる人間ドラマの深さも味わえる2倍の楽しみを持つと捉えれば得した気分になるのでは、と思います。
 そしてそれらのストーリーを紡ぐ、余分なものを一切削ぎ落し無駄を感じさせない文章には、魅せられるばかりです。

 ザッと振り返って、印象に残ってる作品をいくつか見てみませう。

 「後巷説百物語 京極夏彦」
 明治を舞台に一白翁と名乗る百介が話を紡ぐ形式で進められます。
 これで直木賞受賞なので、これだけ読みたくなるかもですが、前の2作に続いて読む事のが間違いなくお薦めです。
 この世界感にひたりませう!

 「覘き小平次 京極夏彦」
 「嗤う伊右衛門」同様、元になるストーリーを江戸時代の戯作から得て、「嗤う伊右衛門」に負けず劣らずの "(横溝風に云うなら)おどろおどろしさ" 満点の作品。
 巷説シリーズと同じく江戸を舞台にするも、一線を画した雰囲気を味わえます。

 「蓬莱 今野敏」
 コンピューターゲームソフト製作会社の代表取締役 渡瀬が新作ソフト「蓬莱」の事で身に覚えの無い脅しを受け、その開発にあたっていた大木が駅のホームから転落して死亡する。
 事件かそうでないのか? その調査に訪れたのは神南署の安積警部補。
 京極さんも展開していた秦氏のストーリーを今野さんが料理すると・・・

 「イコン 今野敏」
 謎のヴァーチャルアイドル 有森恵美(これが所謂世間で云うアイドルの女の子ではない)の周辺で起こる連続殺人事件を警視庁生活安全部少年課の宇津木と、神南署の安積警部補らが追う。
 音楽業界にも携わっておられた著者のさすがな奥深さが味わえます。

 「リオ 今野敏」
 冒頭でいきなり登場する美し過ぎる少女リオの描写で充分に惹き付けられます。
 警視庁捜査一課強行犯第三係を率いる樋口警部補が、リオの周辺で起こる殺人事件に迫ります。
 安積警部補と一味違う樋口警部補、しかし事件に向き合う姿勢はやはり真摯です。
 若干安積シリーズに近い感じは拭えませんが、文章の無駄の省き具合は安積シリーズ時代からさらにパワーアップ! 一気に読めます。

 「隠蔽捜査 今野敏」
 警察官僚 竜崎伸也の設定は、安積や樋口からの脱却もあったのか彼らに比べるとかなり極端な性格になってますが、それが読み進むにつれ竜崎の人物を知るにつれ、非常に共感を覚える人物へ変わっていくところなど、設定の妙を感じます。
 タイトル通り、ある事柄を隠蔽するか否かの選択を迫られ、また息子にも問題が生じ・・・
 同じ警察ものでも主人公の立場を変える事で得た新たな境地が窺えます。
 「隠蔽捜査 2」早よ読まんと!

 「ビート 今野敏」
 警視庁捜査二課 島崎洋平は、抜き打ち捜査の対象銀行への情報漏洩にまつわる行員殺人事件と、それに符号したよーな自分の次男の行動に悩んでいた。捜査本部で共に事件を追う事になった樋口顕は、島崎の抱える問題に徐々に気付き・・・
 あまり本筋とは関係の無いよーな島崎の次男のダンスに関するストーリーでも得意の音楽ネタで飽きさせず、次男の彼女の設定でもリオに負けないよーな美しい少女を登場させるなど、あちこちに色んな魅力を鏤めているにも関わらず、そこでも無駄を感じさせない文章力はさすがです!
 
 と、結局このお二方ばかりを取り上げちゃいました。(笑)

 今年も既に2冊、去年から中途になってたものを終え、
 はてさて何冊行けるか? 
 新しい作家さんと出会えるか?
 等々楽しみっす。
 でも終わって見ると、あんまり代り映えしてへんよーな気が・・・(苦笑)



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2008年01月06日

本、読んではりますぅ?

 明けて、
 「本格始動!」
 な時期なんですが、年末に
 『こんなんやってみよ〜!』
 と思って、やり残してたので今回はそれをばやらせて頂きます。
 それは、
 「去年1年で読んだ本をリストアップゥ〜!』
 っちゅうやつです。
 しかし聴いたアルバムはそーは思わんのに、読んだ本ってのはナントノ〜恥ずいよーな・・・(汗)
 まぁ、やってみます。

 本来は、と云うか、色んな方面多岐にわたって情報を得るには、ひとくちに本と謂えども同じよーなもんばかり読んでてもいかんのでせうが、
 『読んだぁ〜〜!』
って、椅子にかけて固まってた身体を背凭れに寄りかからせ、両手を振り上げて、上半身を反らせて伸びをする感じ(う〜〜ん、判り難いなぁ・・・)、つまり「読み終わったぞ!っちゅう "読後感" & ちょい厚目やったけど最後まで読んだ!っちゅう "達成感"」みたいのがズッシリ残るのは、私の場合小説とか、その他のジャンルの場合でも "文字ギッシリ系" の時に感じるんで、そのへんに落ち着くのです。

 では、早速「リスト・ア〜ップゥ!」
 ○陰摩羅鬼の瑕         京極夏彦
 ○ちはやふる奥の細道      小林信彦
 ○ダ・ヴィンチ・コード     ダン・ブラウン
 ○百器徒然袋 - 雨        京極夏彦
 ○柔らかな頬          桐野夏生
 ○ミステリー傑作選40      日本推理作家教会
 ○どすこい           京極夏彦
 ○嗤う伊右衛門         京極夏彦
 ○ルー・ガルー         京極夏彦
 ○京極読本 超絶ミステリの世界 野崎六助
 ○邪魅の雫           京極夏彦
 ○ST警視庁科学特捜班      今野敏
 ○てとろどときしん       黒川博行
 ○検屍官            P・コーンウェル
 ○破線のマリス         野沢尚
 ざっと、15冊。
 自分でも思うんですが遅読です・・・
 それでも最低月1冊はなんとかいけてるよーで、とりあえず「良し!」としときませう。
 これ以外にも読んではいますが、さっきも云ったよーに「終わったぁ〜!」っちゅう気分で書き付けてるリストによると「こんだけ!」のよーです。

 それにしても相変わらず "京極中毒" 続いてます。
 しかしサスガに大方読んで来たので今年は去年よりは中毒緩和されるでせう。
 で、折角なんで私的な感想をチョロッとづつ述べてみますと。
 「陰摩羅鬼の瑕」「百器徒然袋 - 雨」「どすこい」「嗤う伊右衛門」「ルー・ガルー」「邪魅の雫」と6冊も京極先生を読みましたが、この中では「嗤う伊右衛門」「ルー・ガルー」「邪魅の雫」がおもしろかったです。
 「嗤う伊右衛門」は、皆さんご存知かどーか "御行又市" ってのが出てくる話でして、こーいう括りは嫌いな方もおられるでせうが、敢えて非常に判りやすく云うと京極版 "必殺仕事人" ってな感じやないでせうか。この又市はんの話「巷説百物語」をはじめどれも面白いです。烏滸がましい発言ですが、ほんまどの話もよ〜出来てますんで、広辞苑がごとく分厚いシリーズがチビしい方は、このあたりからはいかがでせう?
 「ルー・ガルー」は、ストーリーの断片となる情報を公募して作られた未来を舞台にした話で、京極先生の他の作品とは一味違うテイストがいい感じでした。主人公を含めた女の子達もいいキャラで楽しく、あっちゅう間に終わっちゃいました。
 「邪魅の雫」、ご存知、古本屋で憑物落しの京極堂、探偵の榎木津、小説家の関口、等お馴染みの面々が活躍する広辞苑がごとき厚みのシリーズです。去年この面々の登場するのは「陰摩羅鬼の瑕」と「邪魅の雫」を読んだんですが、話の展開等全体を見て私の場合「邪魅の雫」のフォーが好きでした。
 今やってます映画「魍魎の匣」、もう見ましたか?
 中毒な私としては、やはり少々気にはなっとります。

 後は、"今頃" ですが「ダ・ヴィンチ・コード」。
 これまたホンマによー出来てました。
 こんな話は宗教観など日頃意識しない平々凡々たる私などのよーなもんには到底思いつかんなぁ・・・ と感服させられると同時に、それでもチラッとしかない私程度の知識オンリーで臨んでも十分に楽しませてもらえ、目紛しいストーリー展開に一瞬で引き込まれ、これまたあっちゅう間に読み終えました。で、これまた "今頃" ですが、映画も見てないもんで『早よ見たいなぁ〜!』と返す返す "今頃" 思ってとるよーな次第で。

 他には、今野さんと黒川さん。
 まぁ京極先生ばっかりなんもどーかと云うのもあって、新規開拓ってな感じでして。
 今野さんはまだ1.2冊程度なんで、これからです。
 黒川さんは大阪の方のよーで、登場人物の会話が大阪弁で、でも違和感なく読めて面白いです。話もよく練られていて長くもなく短くもない適切で完結な文章量で、そのあたりは京極先生とは対局なよーですが、どっちがどーとか云う事でなく、それはそれ、これはこれ、として黒川さんの他の作品は大いに楽しみであります。

 と、まぁこんな感じでミステリー多いです。
 『もっと違うもんも読まなっ!』
 と云う気持は、ズ〜〜〜〜ッと根底にはあるんですが、実際なかなか・・・ です。
 また、ネットで本のタイトルとか検索すると、あちこちに見事な感想を書いておられる方をお見かけし、
 『いつかは自分も!』
 と思うんですが、どーもこっちは音楽と違いひとつ仕上げるのに(デスラー)ソートー時間がかかりそーで、どぉ〜〜も億劫でして。
 ですが、
 「こいつは日頃どんなもん読んどんねん!?」
 と、そんな事を思う人がいるかどーかは知りませんが、まぁ、その年にどんなもんを読んだのか自己分析って事を主に、
 『こういう投稿を年一回くらいやってもオモロイかな・・・ 』
 程度な気分で、年始早々から
 『この年末に、またやってみよかいなぁ〜』
 とか "ハヤバヤ" 思とります。

P.S.
で、実際年末には "キレイ、スッカリ&サッパリ" んな事は忘れてるよーな・・・(苦笑)

   

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2007年08月22日

鉄コン筋クリート

manga.jpg
 「なんで、今?」
 「そういや、これ映画化か、ビデオ化か、されたんやっけ!?」
と、タイトルを見てそー思った諸兄姉もあろーかと思いますが、今回はそーいう理由で取り上げたのではないのです(詳しい理由は後半に!)。
このマンガも気がつけば随分前に読んだので、今まず先に浮かぶのは、松本大洋はんのその独特なタッチが第一印象で好き嫌いがハッキリしやすい絵だなぁ、と云う事です。
ちなみに私の場合、当時何の話が連載されていたのか覚えていないのですが、週刊アクションとかそのあたりで初めて出会って、そのタッチが好きとか嫌いとか云う前に妙に引っかかって、毎週見ていく内に惹き込まれたくちでした。
またその特徴的な絵と共に、登場人物の話す詩的なセリフにも、それまでにないものを感じたりして…
そのあたりの印象が、特に際立って残っています。

なので、これを機に本作を読み直してみる事にしてみました。
舞台は宝町と云う、何ともありそーで無さそーな風景が魅力的な町です。
そこに2人で暮らす少年クロとシロ。
主役は子供なんですが、この2人をはじめ、爺さん、その他の登場人物も要所要所で年齢とか生活背景とかを超越した詩的なセリフを語ります。それがことごとく絵のタッチとあいまって独特な世界観を作っています。
ストーリー自体は、やくざが出て来たり、途中から出てくる財団法人 子供の城 宝町支部代表 蛇 33才という、ウルトラマンのダダみたいな顔した男とその手下の無茶苦茶強い用心棒3人組等々が出て来て、宝町の覇権を巡ってクロシロの2人はもちろん警察・やくざなども交えて、暴力暴力また暴力って感じです。
ですが、先ほどから云うところの詩的なセリフと絵のタッチが暴力的な印象を相殺してしまっているのか、それほど嫌悪感を覚えません。それどころか読者は、気がつけばストーリーの進行につれて根底に流れるテーマが徐々に浮かび上がりラストへと繋がっていく展開の方に注意を持っていかれているのではないでせうか。
とはいえ、松本大洋はんの作品を読んだ事のある方はよくお解りと思いますが、そのストーリーを文章で現すのは大変骨が折れそーです。
ですので、こういったレビューでも文章での表現が難しいがゆえに、実際のマンガでは重要であろー細部のそれらしいテイストの部分などはほったらかしにして、トットと核心部分に触れたくなってしまいます。しかし、そうすると全く味も素っ気も無くなってしまいますし、これから読もうと思ってる方にも迷惑になるので、今回の私の投稿もこのへんで止めにしときたいと思います。
結局、私は今回比較的サラッと読み直したのですが、まだ読んだ事のない方はもちろん、松本大洋はんのテイストを本格的に味わうには、時間をかけて、そのセリフの奥深さと、1コマ1コマに描き込まれた絵の細部(例えば、宝町の -----なぜか気持ち傾斜している建物が並ぶ----- 町並み、店の看板、道に落ちているものや自動車、行き交う人の服装等々)まで、じっくり味わって読んで見ていくと、その面白さが高まる事は間違いないと思われます。
そして、そんなふーにして充分に堪能出来たなら、もしかすると作者の意図するさらに奥深い何かに、読者側も辿り着けるのかも知れません。



で、今回のレビューを書くキッカケとなったのが「マンガソーシャルメディア」の「マンガ夏祭り」です。
「マンガ夏祭り」って?
TVCMのアニメーションおよび特殊効果部門の企画・制作、劇場用映画・TV・ゲームの特殊効果部門およびタイトルの企画・制作する「株式会社ファンタジスタ」さんが企画・制作・運営する「マンガソーシャルメディア」の編集部で選定した「夏のマンガ百選」発表を記念し「無料でマンガを読んじゃおう!」キャンペーンを実施しており、期間中に「マンガソーシャルメディア」に登録すると、無料で人気のデジタルコミックが読めるebook図書券525円分(税込)が先着1000名様に当たります!
って事なんです。

皆さんも、夏の読書に日本の文化マンガはいかがすかぁ?

マンガソーシャルメディア


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